289:2013/06/24(月) 23:08:38.43 ID:
高校時代にいた勘助の話。

登場人物(全員当時高3)
私…彼氏なし理系クラス。Bに片思い中。
勘助…同じクラスの男子。空気より透明で存在感なし。
A子…私の幼なじみ、文系クラス。
B…中学の同級生で別の高校の男子。


高3当時文化祭の出し物のため調整に走りまくっていた私。配布物をクラス全員に渡す時、ごめんよ~ややこしいけどよろしく~的に、みんなの顔を見つつ配ってたら、「僕のためだけにこんな笑顔を!」と思ったらしい勘助。

部活(大会などあるところではなく引退もなし)で後輩のクラスに集まりワイワイしゃべってる時に何度も外を通ったり、帰宅する時に自転車押してたら気づくと後ろにいたり。まぁこれは告られてから「そういえば…」と気づいたんだけど。

ある日呼び止められ「○月○日に学校の裏(当時宅地造成中で広大な空き地)で」との手紙をもらう。まさか…と思ったが、悪印象を持つ相手でもないし指定地は見通しもいいんで変なことはされるまいと思って向かった。

その日はしとしと雨。傘とカバンを持って話を聞くも、何とも要領を得ない。私をいつ見てどう感じてどうのこうの…。
2時間経過。
私も内容的に告られる話だとは重いつつもなかなかその言葉を発しない勘助に苛立ち、わざわざ言いやすいように後ろを向いた。そしたら、
「私さんが好きで…付き合って欲しくて…」
やっとか、と思いつつ、好意は嬉しく思いきちんと返さなくてはと「大変申し訳ないが好きな人がいる、おつきあいは考えられない」旨頭を下げる。
勘助傘を取り落とし「そんな…僕はずっと見てたのに…そんな…」とエンドレス。
キリがないと思い「ごめんなさい!」と思い切り謝って逃げ帰ってきた。




290:2013/06/24(月) 23:09:48.19 ID:
始めての告白をされたのがほとんど会話したことない相手からだったので私も軽く混乱。
勘助は教室移動やらなんやらで何かと私に接近するようになり、できる限りクラスの他の女子と一緒に行動するように。
それでも何かの隙をついて「私さん…」と話しかけられ、その度にごめんなさいと行って離れるの繰り返し。
家に電話がかかってきて「私さんいますか」「私ですが」「…あの…声聞きたかっただけで…(ガチャ)」なんてことも。

行き帰りがよく一緒になった幼なじみA子が私の異変に気づき、ファミレスにて事情を話す。
同時に別の高校だったB(私の片思い相手であり喧嘩友達)にも相談。A子情報によると勘助は運動部にいたものの万年補欠の空気くん。
「はっきり付き合えないと言った方がいい」と言われたものの私大混乱でどうしたものか悩みまくり。

相談した結果、Bから勘助に電話をしてもらうも、「私さんとどんな関係なんだよ?」「僕は私さんが好きなんだから取りもて!」などなど話はまともに進まず。
私どんどん消耗。受験前にヘロヘロ。

ある日、移動教室(校庭にあったプレハブ)から戻る途中うっかり一人になってしまい、その隙に勘助接近、急ぐからと逃げようとするも阻まれて体育館裏(運動部部室横)へ引っ張られる。


291:2013/06/24(月) 23:11:03.53 ID:
「何で僕の気持ちに答えてくれない?」「こんなに好きになってるのに!」「付き合ってほしい、彼女になって欲しい」「私さんも僕が好きなんでしょう?」とまくしたてられ、「僕の気持ちをくみとってよ!」ココで私切れた。

「私の気持ちは関係ないんだね」
勘助黙る。
「好きな人がいると私は言ったはず。その私の気持ちはわかってくれないわけ?」
「バカにするのもいい加減にしてよ」
ここで教科書を抱えて必死で教室に逃げた。
勘助は追ってこなかった。というか帰ってこなかった。同じクラスなのに。
次の数学の時間欠席じゃないのに空席の勘助席、誰も気づかず。

その後は徹底的に逃げ、勘助も何も言ってこず。その頃私の家の近くで若い男の不審者が出没したらしいが勘助かどうかは不明。

受験では私が国立へ、A子推薦で私大へ、Bエスカレーター、勘助全滅。

その後?知りませんw
ちなみにBへの片思いは実ることなく、今は地元を離れたのでどうしているかも知りませんw


292:2013/06/25(火) 08:37:42.19 ID:
勘助と言うよりストーカー






引用元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/kankon/1369203882/