731:2013/04/02(火) 04:45:08.21 ID:
なかなか眠れないんでプチプチを。
仕事がないので昼間からごろごろしていたら友人Aから電話が。

A「今、家にいる?急で悪いんだけど泊めてくれない?てか妹の振りしてくれない?」
私「・・・?事情kwsk」

とkwskしたところ、数週間前に知り合った男性(勘助)に付きまとわれている、今から家に来ると言っていて怖い。
その勘助は犬が苦手らしいから、身内が犬を飼っているアピールをしたいとのこと。
変なウソつくと話がややこしくなるよ、愚痴聞いてやるからちょっと落ち着けよ。と説得し、とりあえず家に来ることに。

続きます。




732:2013/04/02(火) 04:50:03.62 ID:
家の犬はビーグル犬で、11歳。余裕でオジイチャンなのだがそれでもいいから、と家に来たA。
Aにわしゃわしゃされながら日向ぼっこしていたら、リビングにある大きな窓をコンコンと叩く不審人物。
窓にベタァ・・・と張り付いてニヤニヤしている。A絶叫。

窓に張り付いていたホラー男は玄関に回ったらしく、ピンポーン・・・ピンポーン・・・とドアチャイム。
Aは何を思ったのかクローゼットの中にある服を全部放りだして中に入ろうとしてるし、私はポカンと口を開けたまま硬直。
田舎なもので、昼間は玄関の鍵を閉めていなかった。
ホラー映画好きの私でもおしっこちびるんじゃないかと思った。

ガチャリ、とドアが開き、男性の明るい声が「Aちゃーん、遊びに来たよー」と言ってそのまま家に入ってきた。

続き。


733:2013/04/02(火) 04:53:47.21 ID:
と、寝ていた犬が起きた。

普段の情けない顔とは違い、精いっぱい頬を吊り上げ牙をむき出し、目はこれでもかというぐらい吊り上がっていた。
狼毛(背中あたりにある、威嚇するときに使う毛)もビンビンに立っていたし、しっぽはピーンと立てていた。
超低姿勢でゆっくりゆっくりと、向こうからは見えない用にドアの近くまで近づいて行った。

勘助は初対面の私に「Aちゃんいますか?君はお友達?」と話しかけてくる。

勘助がリビングに入ってきた瞬間、勘助と犬の目が合った。

続きます


734:2013/04/02(火) 04:58:32.34 ID:
勘助、犬を見たままあとずさり、無言で家を出ていった。
その翌日、勘助からAに
「犬を飼っていたんですね、なら君と僕じゃ釣り合いません、犬畜生という生き物を飼う女性は理解できません」とメールが来たそうです。

あとでAに聞いたのですが、自分がなめたチュッパチャップスを
「ラブポーションコーティング」と言ってAに食べさせようとしたり、
「僕のくちびるのかわたべてー」と言ったりしていたそうです。
Aが「気持ち悪い」「吐きそう、汚い」「あなたの事は嫌いです」と言ってもツンデレちゃんめーと脳内変換していたそうです。

寝付けなくてトイレに行ったら、トイレで犬が寝ていて思い出した話。


735:2013/04/02(火) 05:47:09.95 ID:
>>734
なかなか強烈な話でスゴイが
最後の一行でワロタ
何でトイレで寝てるんだ


740:2013/04/02(火) 10:03:10.47 ID:
>>731
そんな気持ち悪い男に731の家を教えるAもどうかと思うぞ。
付き合い考えた方がいいんでは?