672:2013/05/08(水) 16:50:04.52 ID:
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幼稚園の時、兄のクラスメイトに連れ去られた。

通っていた幼稚園にはバスが無く、
保護者がお迎えに来て自転車で帰る、みたいな方式をとっていて
基本祖父が迎えに来ていたんだが、時々、兄(当時高1)が迎えにくることもあった。
高校が幼稚園の近くで、多分テスト週間かなんかの時、
ついでに私を拾って帰ってたんだと思う。

で、ある日、兄が女の子と一緒に迎えに来た。
よく覚えてないが、そのお姉さんに、めちゃくちゃ可愛い、と褒められたと思う。
兄は始終ぶすっとしていたんだが、いつもからかってる私がチヤホヤされて、
面白くないんだろうと思ってた。

私が母に報告すると、母は「ガールフレンド?」とニヤニヤしてたが、
兄は全力で否定してた。

しばらくして、兄じゃなくて、お姉さん一人がお迎えにきた。
「私ちゃんのお家は、御用時があるみたいだから、
お姉ちゃんのおうちで遊びましょう。お芋とケーキあるよ」
セキュリティーとか当時の幼稚園は甘かったし、
私も「お兄ちゃんの友達なら良いよね」と、ホイホイ付いてった。
あと、当時ふかし芋大好きだったので、それだけで行く気満々になってた。

お姉さんが、めっちゃスピード出して自転車こぐのが怖かった。

お姉さんの部屋に通されて、おやつとか出された。
あまり記憶に残ってないので、普通の民家だったと思う。
すごく丁重にもてなされてた記憶があるんだが、
お姉さんは何かにつけ「○○って言って」と私に要求してきた。


673:2013/05/08(水) 16:52:00.76 ID:
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例えば、お芋を等分にならないように割って、

「『みー(仮名)お姉ちゃんのが大きくってずるい』って言って」
「?」
「『みー(仮名)お姉ちゃんのが大きくってずるい』って言って」

私が台詞を言うまで譲らない。で、私が言うと、ニコッて笑って、
「えー、でも、みーちゃんの方がお姉さんだから…。
でも…私ちゃんお芋好きだから、特別にあげる♪」

みたいに、お姉ちゃんの考えた対話を延々とやらされ続けた。
最初のほうは、真似っ子ごっこみたいで楽しかったんだが、
だんだん怖くなってきて、「おうちに帰る」と私は泣き出した。
泣くたびに、「もうちょっといい子にしてようね」と、
お姉ちゃんは、お菓子を持ってきてきれた。

ここからは記憶が曖昧なんだが、
母、兄、祖父、お巡りさん、お姉ちゃん母?が、部屋にベランダから押しかけてきて
私は家に帰ることができた。
そのときの、大の男2人(兄、祖父)の怒声が私にとっての修羅場。
男の人の大声が今でも怖い。
私の家族にとっては、相当な修羅場だったと思う。

少し大きくなってから話を聞いたとき、
「お姉ちゃん」は歳の離れた妹に憧れていて
同じクラスだった、兄のような関係(学校帰りに幼稚園のお迎え)が羨ましくて、
兄に付いていった。
その時は、形だけでも体験できればよかったんだが、
実際幼稚園に行ってみると「自分が行ってもバレないんじゃないか?」と思い決行。

お姉ちゃんがその後どうなったのかや、教えてもらえなかったし、よく分からなかった。

それ以降、習い事や遊びに行く時の干渉が凄まじくなり、
片道2時間の大学でも門限7時だったのもある意味修羅場。