795:2007/11/18(日) 11:15:55 ID:
いつも楽しく見てるばっかりで、ほとんど書き込みした事ないんですが
私も投下してみたくなりました。(間違った事をしていたら教えてください)

もう何年も前の話で、以下は当時の年齢です。

私子:25歳
彼男:27歳 バツイチ
A子:26歳

関西在住の私子の派遣先で、東京から出張で週1くらい来る彼男と知り合いました。
彼男は職場の人達に一目おかれるくらい仕事が出来て、
キビキビ働く姿に惚れた私子からアプローチ。
数ヶ月の遠距離恋愛の後、東京の彼男の家で同棲する事になりました。

彼男は忙しい人だと聞いていましたが、毎晩残業で帰りが遅く、
帰宅後も携帯が鳴りっぱなし。
放っておいたら家電まで鳴り出しますが、彼男は一切取りませんでした。
私子は怪しく思ってはいたものの
「暮らし始めたばかりだし、その内きれいに清算してくれるだろう」
と深く追求はしませんでした。


797:2007/11/18(日) 11:17:56 ID:
同棲1週間目の朝。
まだ職探し中の私子は、彼男を仕事に送り出した後、家で寝ているとチャイムが。
それも激しく何度も鳴ります。
出てみると「彼男君の彼女です。開けて下さい」との事。
朝っぱらからの奇襲に脳がおいつかず固まっていると
「彼女のA子です。開けてください」
と、かなり切羽詰った声です。
「ちょっと待って」と答えてあわてて着替えを探していると、
玄関の鍵がガチャっと開いてA子が入ってきました。
A子は、清楚で真面目そうな可愛らしい感じの女性でした。

寝起きで当然スッピン、頭はボサボサ、パジャマ姿の私子を押しのけ、
寝室までズカズカと無言で進んでいくA子。
クローゼットやタンスをすごい勢いで引っ掻き回しはじめました。
「これは私の服」「これも私の服」と私子に見せてきます。
(彼男からは「元嫁の置いていった物」と聞かされていました)
私子はそんな事よりも、これから戦う相手を前にスッピンが恥ずかしくて
洗面所へ顔を洗いに行きました。
リビングで化粧をする私子の向かいに腰掛けるA子。


799:2007/11/18(日) 11:23:01 ID:
支援ありがとうございます。


A子「私の存在は聞いてる?」
私子「いや、全然」
A子「私達、もう5年も付き合ってるんだよ」
私子「へー」
A子「ねえ、一緒に住んでるだけでただの友達って本当なの?」
私子「んなわけないやんw」

ここからA子は本当にドラマのような台詞を話し始めました。
A子「彼男君の帰り遅かったでしょう?私と会ってたんだよ」
A子「2週間前に二人で温泉旅行に行って、何度も愛し合ったのに」
A子「私には彼男君しかいないの。彼男君を返して」
私子「じゃあ、殴り合いで決める?w」
(「私子も彼男を愛してるの」なんてセリフ、恥ずかしくてとても言えません)
A子が静かに取り乱していたので、私子は終始冷静でいられたみたいです。

これからどうするか彼男に聞いてみようよ、という事になり仕事中の彼男に電話。
私子「A子ちゃんって知ってる?」
彼男「え?え?知ってるけど?なんで?」
私子「今、家に来てるで。」
彼男「ハハハハハ」←笑うしかなかったのでしょう。


800:2007/11/18(日) 11:25:22 ID:
なるべく早く帰るというので、A子の話を引き続き聞きました。
・彼男と結婚したいけど、彼男がまだ考えていないと断り続けている。
・2週間前の温泉旅行の時、実は3ヶ月という期間限定で別れている。
→女友達を家に3ヶ月泊めなければいけなく、忙しくなるかららしい。
・彼男が結婚前に知り合い、付き合ってすぐ彼男が別の女性と結婚。
・その後も関係は続き、彼男元嫁が探偵を使ってA子宅に入り浸る彼男を調査→離婚
・「私子ちゃん可愛いもん。負けちゃうかな」等、ドラマ仕立ては健在。

色々話している内に、何故か打ち解けてしまう二人。
上京したばっかりと聞いて、近辺をA子が案内してくれる事になりました。

電車で一駅先の繁華街に行き、コーヒーを飲んでいたら彼男から電話が。
彼男「今帰っているところ。どこにいる?」
私子「めっちゃ早いやんw A子ちゃんとK駅でコーヒー飲んでる」
(まだお昼前なのに早退してきたらしい)
彼男「なんで仲良くなってんのw」

近くにある人気のない建物で3人で話をする事にしました。

彼男「A子ちゃん、このあいだ俺の家の鍵は捨てたって言ったじゃん」
A子「私子ちゃんの事、嘘だったのね」
彼男「3日前も勝手に家に入ったって言ってたよね。ルール違反じゃない?」
A子「友達だなんて言ってたくせに・・・」
彼男「家にもう来ないように言ったのに、また来てるし」
A子「私子ちゃんがいるから別れるって言ったの?」
彼男「結婚しないなら別れるって言ったのはA子じゃないか」

噛み合わない言い合いを続ける二人。完全の蚊帳の外の私子。
彼男が論点をずらしているので口を挟んでみました。
私子「そうじゃなくて、二人に嘘ついてたのは彼男やろ?そこはどうなん?」
彼男「私子は関係ない!だまってろ!」


802:2007/11/18(日) 11:29:12 ID:
一体何の話し合いをする為に集まったのか分からなくなっています。
私子は部外者扱いされながらも、横から方向修正して話をまとめました。
・私子とは3ヶ月も続かないと思ったので、A子には3ヶ月間別れようと告げた。
・でもA子とは結婚を考えていないので冷却期間を置いてから別れるつもりだった。
・私子が許してくれるなら、これからも私子と続けたい。

A子は「私と別れる事は決定なんだね」と納得し、一人で先にその場を離れました。
その後ろ姿を、哀愁漂わせて悲劇のヒーローのように見送る彼男。
私子「未練あるんちゃうんw」
彼男「うるさい!」
一発殴ってから許してあげました。

~その後~
結局3ヶ月ではなく、2年半で同棲解除になりました。
彼男とは今は友達です。

あんまり修羅場っぽくなくてごめんなさい。
お付き合いありがとうございました。


803:2007/11/18(日) 11:33:29 ID:
>>795
ただ単にグズ男と女2人の話し合い

どこが修羅場なんだか・・・


804:2007/11/18(日) 11:41:39 ID:
>>803
ごめんなさい。

ではおとなしく皆さんの投下を待ってます。


809:2007/11/18(日) 12:43:57 ID:
>>802
よくそんなのと続けていけたな…


806:2007/11/18(日) 12:05:36 ID:
>>804
もう来なくていいよ




引用元:https://love6.2ch.net/test/read.cgi/ex/1194182738/