666:2015/07/31(金) 03:34:35.08 ID:
お隣に住む両親の幼なじみが超絶キチだった。

※注意 腐女子やら、オタクやら、ホモやら、コスプレやらの話しが出てきます。それらに不随する単語に不快感を持たれる人はスルー推奨。
あと、俺に文才はないのでそのあたりもよろしく。

俺の母親は、いわゆる腐女子という人種。
若いころはコスプレもやっていたらしい。
今はその頃に培った腕を生かしてコスプレ専門の仕立屋を祖母(親父の母)とやっている。
ただ、母親はそれが世間様には受け入れにくいものだということをちゃんと理解していた。家族の前でその手の話題を口にしたこともないし、ホモな原稿を広げたこともない。
年に二回新刊とやらを持って繰り出していくが、家庭のことや子供の行事関係はけして疎かにしない母だった。俺と妹が小さい頃はよく私物の類を手作りしてくれた。
そんな母なので家族は母の趣味を公認している。
実家は父親の実家をリフォームした家で、両親は幼なじみ。
俺が小6の頃、お隣の家に俺と同じ年の息子がいるキチ女が出戻りしてきた。
父親の同級生だが、第一印象が異星人だった。
その当時、俺の親父は四〇前。
親父の同級生なら当然同じ年なわけだが、四〇前がメイドっぽいフリフリの服を着て、髪をツインテールにしていた。あまりの気色悪さに小2だった妹がギャン泣きした。
息子(以下B)の方は大人しいヤツで同じ小学校に通っていたこともあってわりと仲良くなったのだが、母親が本気でキチだった。
俺は腐女子には母親で耐性があったが、俺の母親は子供の前で原稿を広げたりしなかったし、原稿を読ませて感想を聞かせろと迫る(褒めないと不機嫌になる)こともない。
Bの母親は、俺の母親とは真逆でいつでも締切に追われていた。家事もロクにしないらしく、Bの世話と家事をやっていたのはリュウマチ持ちのB祖母だった。
息子が友達を連れてくると、「描きたいポーズが思うように描けないから絡んで」と正気で言うような人物。絡めとは、つまり野郎同士のきわどいことをやってみせろと言う意味だ。
俺も一度被害に遭った。
うちの両親(主に母親)が怒鳴り込んだが、まったく反省せず。それどころか仕立屋の母にコスプレ衣装をタダでクレクレした。
(当然拒否。正式に依頼が来ても断ると通達)